一般財団法人 対馬地域商社

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なぜ“対馬”がうまいのか

対馬海流の特徴 ①

植物プランクトンが豊富に育つ浅い海域

魚が栄養素としている「植物プランクトン」。植物プランクトンは主に「日光」と「栄養塩」で成長します。対馬海域には、対馬海流の影響でこの植物プランクトンが好物とする栄養塩が多く存在しています。

その理由は、対馬海域はとても浅くて海中に層ができやすい環境になっていて、上層に海水の温かい層、下層に冷たい層ができます。この下層の冷たい層が足場のような役割を果たし、日光を浴びる必要がある植物プランクトンたちが温かい層に留まることができ、多くの植物プランクトンが成長できる豊かな海が形成されています。

植物プランクトンについての解説

対馬海流の特徴 ②

「対馬渦」が栄養塩を巻き上げる

通常夏から秋にかけては、温かい層の栄養塩が食べつくされて不足し始めますが、植物プランクトンの密度の観測結果から、この対馬渦周辺は密度が高いことが観測されています。これは対馬渦の影響と考えられています。

対馬渦は、夏季から秋季(6~11月)には対馬東岸の南側で反時計回りに流れが発生することで生まれる渦で、この渦が栄養塩を上層に巻き上げて植物プランクトンは栄養塩を得続けることが可能になります。

対馬渦のイメージ

対馬海流の特徴 ③

原生林が残るほどの自然環境を維持

対馬海流は、別名「対馬暖流」とも呼ばれています。この暖流のおかげで平均気温は15度と温暖で島の89%が森林なのです。全国でもとても貴重な照葉樹原生林が広がり、国の天然記念物などに指定されています。

ツシマヤマネコやツシマサンショウウオなど、対馬でしか見られない動植物もいて、マナヅルやアカハラダカ、アオアシシギなど、渡り鳥の中継地で、世界有数の野鳥の観察地でもあります。

その豊かな自然の中で、アスパラガスやミニトマト、シイタケなどの農作物が作られています。

原生林の写真

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